最高の欠陥バイク① こんな所が泥まみれ! [フリル (FREERIDE 250R)]
以前書いた逆送式ワンマンブリーダーを買ったって話
そこへ至った理由が泣ける!
・・・・・のはオイラだけ?
直接的に欠陥とは繋がらないんだけどね・・・・
聞くも涙 語るも涙
もの凄~~~~~く長くなる話なんで シリーズものに!!!
ビックリ仰天、そんな事あるんか? ってまさかな欠陥に繋がる話
ワンマンブリーダーに関しては簡単確実なエア抜き目的なんで
それ自体は単純な理由なんだけど
購入に踏み切った原因がめっちゃ複雑に絡み合った複数の要因から成り立っていて
複数のトラブルと複数のイベント事に跨って
かなりオムニバスな話になって時間軸の合わせ方が・・・・???
個々のイベント事、個々のトラブル事別々に書きたいってのが根底にありつつ
気付けば実はそれぞれが絡まって大きな問題が裏にありました!
的な話で・・・どうまとめて良いか解らん!!!
複数の序章からの絡み合うそれぞれの物語
そしてマルチエンディングへ!!
何か壮大なファンタジー映画かRPGを彷彿させるような展開を期待させつつ
結論は単なる欠陥バイクでしたって小さな話www
どんな欠陥か? って答えを言っちゃえば終わるけど
オイラが喰らわされた苦労と
前置き長くてごめんなさい
さて、ドコからどう書くか?!
放置し過ぎて年が空けちゃったから今年って書けなくてややこしくなっちゃったなぁ
まずはこれかな? 最高の欠陥バイク シリーズ1
2014年9月のEDレース前夜
一緒に宴会してるED仲間のプロメカニックさんに
このタイプのマシン(EXC系エンジン搭載車)は
後からセルモーターを搭載させたものなのでその部分の設計が無理やり
このカバーの裏に泥や水分が入るから
マディーなんか走ったら開けて洗浄した方が良いと言われビックリ
2014季はほとんどのレースがマディー
それ以前にもグチョグチョやビシャビシャの中を走りまわってるし
買って以降こんな所開けてない
心配になってその場で開けてみた
※当日は
予定外の作業及び直後の雨でバタバタしちゃって
写真は撮れてないんで後日洗車した時のものを使用!
実際の汚れは ↓ こんな程度ではないのでイメージして下さいな!
外カバーの内側
ステッピの車内で数日が経過してるのにこの水滴・・・。
これは確かに洗車時には開けて乾かす必要があるな
更にセルモーターを外し
レース前に一度洗浄し組み直しているので
この泥は勿論翌日のレース時のモノ!
ダイナモカバーを開ける
この矢印の所から入るのね
今回はレース前に洗った後なんで多少綺麗だが
初めて開けた時は中身は完全に泥と水で溢れていた
伝わり辛いだろうけどこの中全部隙間無く泥まみれ
あれでよく動いてたもんだわ・・・
実はその時
ケースを開いたら直径0.5mm程の黒い棒がポロっと落ちた
拾い上げてみると細いバネ・・・?
何かと思ったらクランキングギア(ベンディックス式スターター)収縮用の輪バネ
写真の物は後日入手した新品
通常この状態のクランキングギアが
セルを回した遠心力で開きながら伸びて
クランク側のギアと噛み合いエンジンを掛ける って機構
セルの回転を止めて遠心力が無くなった時に
この溝にハマったバネの力で元の形状に戻す為のモノ
その輪バネが切れて棒の様に真っ直ぐになったモノだった
これが無いとエンジン始動時に戻らなくてヤバい?
この様な状態のまま引っ掛かってよろしくない!
この時は内部の泥をパーツクリーナーで洗い流し
CRCをクランキングギア内に大量に噴くという荒業で組み直してもらい
翌日のレースはなんとか出走
レース自体は他のトラブルで色々問題があって散々だったがその部分は乗りきった
しかしこの泥水進入問題は解決しない
こんな感じで前方から
ダイナモに繋がるコードを通すゴムパッキンの溝を
カバー間に挟み込むと云うチャチな構造
現地で軽く洗ってきてるのにこの状態なので
マディー走行時の状態は想像に難くないでしょ?
このパッキンの間から泥や水が内部に侵入しちゃうわけだ!
そのプロメカニックさんのEXCはセル機構ごと取っ払って
キックオンリーの仕様にしているとの事だが
元からキックが付いてないウチのFREERIDE 250Rでそれやっちゃうと
エンジンを掛ける手段が押し掛けだけに・・・。
もしくは後輪持ち上げて手で回す。。。。。 絶対無理 NSRminiなら出来るけど
そもそもウチの子は押し掛けが出来ない
理由は油圧クラッチが完全に切れないから
ギアが入った状態では接続が完全に切れないから
平地でも重くて1人じゃトップアスリート級の脚力が無いと必要速度にまで押せない
ニュートラ状態で加速して跨ると同時にギア繋ぐとロックしちゃう・・・。
現実的には大人2~3人に押してもらうか
急坂クラスの下り坂がないと押し掛けは無理
お山の中で止まったらまず1人で再始動は出来ない
この子のセルは命綱・・・ってか命そのモノ!!!
※最終的にはこのセルにも繋がる大問題(欠陥)が!・・先はまだまだ長い
そんな訳で欠陥とも言える手抜きなダスト対策と云えど
セル機構を取っ払うと云う選択肢はあり得ない
EXCのキック機構を移植と考える人も居ると思うが
形状が合わないらしく無理っぽい
そもそもセル無しの2ストEDマシンに乗りたくないwww
一応液体ガスケットを塗ったくって組む気だが
水分の進入を防ぎきる事は無理
解決策は走行、洗車後
毎回開けて洗浄するってのが最も効果的だろう めんどくさいが・・・
このレースから帰りケースを開けて徹底洗浄
ホントに奥まで泥が進入しまくってた
ディーラーで切れた輪バネを注文して終了
この後、届いたバネをハメ、ギアを車体に組む段になってハイブリットな複合トラブルが続々
最終的にはとんでもない欠陥が!!! って話になるのだけれど
まだまだまだまだ先は長い・・・ホントに長い。。
今回はここまでと云う事で
最高の欠陥バイク ②につづく
このシリーズ疲れるんで別ネタ挟んだりする予定w
PS: FREERIDE250Rオーナーの方は
マディーを走ったら必ずここ(ダイナモカバーまで)を開けて洗浄する事をお薦めします
ってか通常の洗車でもかなりの水分が進入するので
マディーに限らず、雨中走、洗車の都度開けてお掃除、乾燥、注油(グリスアップ)を!!!
セル付きEXCオーナーも同様・・・かな?
クソ面倒くさいけどねぇ・・。。。